2008年03月31日

デザイン[ロココ]

◆デザインの杜◆ロココ





ロココ(Rococo)とは、美術史で使われた用語で、バロックに続く時代の美術様式を指す。18世紀、ルイ15世 (フランス王)|ルイ15世のフランス宮廷から始まり、ヨーロッパの他国にも伝えられ、流行した。





ロココという語


ロココはロカイユ(rocaille)に由来する言葉である。ロカイユは岩の意味で、バロック時代の庭園に造られた洞窟(グロッタ)に見られる岩組のことであった。それが転じて、1730年代に流行していた、曲線を多用する繊細なインテリア装飾をロカイユ装飾(ロカイユ模様)と呼ぶようになった。ロカイユ装飾は、イタリアの貝殻装飾に由来すると考えられているが、植物の葉のような複雑な曲線を用いた特有のものである(画像参照)。新古典主義の時代(18世紀末〜)になると、前時代の装飾様式が退廃的であるとして蔑称的に使われたが、その後、時代一般の美術・文化の傾向を指す用語として、広く使われるようになった。ロココ様式(スタイル)、ロココ建築、ロココ趣味などと使う。豪壮・華麗なバロックに対して、優美・繊細なロコ\xA1
%3
ともいわれるが、両者の境界は必ずしも明確ではなく、ロココはバロックの一種と考える人もいる。ルイ15世の愛妾で、才色兼備で知られたポンパドゥール夫人(1721年 - 1764年)を中心とする宮廷のサロン文化はロココの華であろう。



建築


''詳細はロココ建築を参照のこと''


  • ロカイユ装飾を多用した室内装飾に特徴arschloch

    オテル・ド・スービーズなどの手のこんだ建築装飾がこの様式の代表的な作品である。



    絵画
    *この時代には、アカデミーのサロンが定期的に開催されるようになり、美術品が広く鑑賞されるようになった。


  • アントワーヌ・ヴァトー、フランソワ・ブーシェ、ジャン・オノレ・フラゴナールなどの画家が代表的である。


  • モーリス・カンタン・ドゥ・ラ・トゥールが描いたポンパドゥール夫人(Madame de Pompadour)の肖像画(右図)がロココ時代の肖像画として有名。



    工芸



  • セーヴル焼|セーヴルの陶器が有名。これもポンパドゥール夫人の支援により発達したものである。



    音楽


    フランスでフランソワ・クープラン|F.クープラン、ジャン・フィリップ・ラモー|ラモーら、イタリア(スペイン)のドメニコ・スカルラッティ|D.スカルラッティ、オーストリアのヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルトらに見られる装飾音符を多用した軽快・優美・繊細な音楽様式を音楽におけるロココ様式と呼ぶ。バロック時代後期から古典派まで様々な形で現れ、別名ギャラント様式ともいう。


  • 前3者はチェンバロ(クラヴサン)曲集が多数、モーツァルトはピアノソナタのほか、フルートとハープの協奏曲、初期のピアノ協奏曲、オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』などが好例。



    関連項目



  • バロック


  • ロココ建築

    (参考)フランスに「フルール・ド・ロカイユ」という香水がある。






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    2008年03月30日

    デザイン[グラフィックデザイン]

    ◆デザインの杜◆グラフィックデザイン



    グラフィックデザインとは、ポスター、雑誌広告、新聞広告、映画・コンサート・演劇・展覧会等のフライヤー(チラシ)、商品のパッケージ、ロゴマークなど、主として紙の上の(紙の上に表示される)デザインのこと。

    近年では、モーショングラフィックや、webデザインの中で特にプログラムと関わりの少ない、写真や文字の配置や配色、アイコン設計などを含むことがある。メディアの多様化により、デザインの中で特に平面的な媒体表現、という広義なとらえ方に変化してきている。グラフィックデザインをおこなうデザイナーをグラフィックデザイナーという。



    関連項目



  • 美術


  • 写真


  • レイアウト・エディトリアルデザイン・ブックデザイン・タイポグラフィ


  • アートディレクター・エディトリアルデザイナー・ブックデザイナー・タイポグラファー


  • プロパガンダ・宣伝






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    2008年03月29日

    デザイン[意匠]

    ◆デザインの杜◆意匠



    デザイン(''design'')とは、ある対象について、良い構成を工夫すること。デザインを業とする人をデザイナーと呼ぶ。



    狭義のデザイン


    狭義には、設計を行う際の形態、特に図案やパターン|模様を計画、レイアウトすることで、芸術、美術的な意味を含んでいる。美術を実用品に応用するため、応用美術とも言う。また、商業的なデザインを商業美術とも言う。産業革命の影響により、デザインの意識が高まり、アール・ヌーヴォーなどの流行、バウハウスの機能主義など、常に時代の象徴を創造し続けている。その対象は、非常に多岐にわたり、さらに細分化される流れにある。 デザイン界ではアーツ・アンド・クラフツ運動によって生活と芸術の統一が課題になり、それを受け継いだドイツ工作連盟によって芸術と産業の統一が意図され、その重要性が認識されるようになる。



    広義のデザイン


    デザインとは、日本語では「設計」にあたり、「形態」や「意匠」と訳されてきたが、それだけに限らず、人間の行為(その多くは目的を持つ)をより良いかたちで適えるための「計画」である。人間が作り出すものは特定の目的を持ち、それに適うようデザイナー(設計者)の手によって計画されるのである。デザインの対象は、衣服、印刷物、工業製品、建築などにとどまらず、都市や人生計画にもおよぶ。考慮すべき要因には、機能性、実現性、経済性、社会情勢など、目的を実現することに関わる全てが含まれる。なお、特定の駅前開発事業は誰が計画そしてデザインしたのかという質問などに対して、事業は複数の事業主体と計画者、設計者が委員会等などチームとして実施されているなどで、通常、明確な答えが返ってくることは期待できない。このことは、デザイン等の悪い事例行為について、その責任の所在をわかりにくくしているとの指摘もあり、優れたデザイン行為が個人の業務実績として評価できないことがある。建築家は建築のデザイン(意匠 $B!K$r9T$C$F$$$k$b$N$O!"%G%6%$%J!<$H8F$P$l$k!#意匠、監理までに関わるものであり、デザイナーという言葉では非常に狭い意味、狭義のデザインをするものに留まる。日本の建築家がデザイナーという呼び方がされないのは、工学部に属する建築学科出身の建築家が多いことや日本の建築家のデザイナーという呼称に対する偏見等に基づいているという考え方があるとか、優れた建築は単に意匠が良いだけではなく、構造面や機能性にはじまり採算性や解体の容易にまで及ぶことから、優れた建築家をデザイナーと呼ぶにはその意匠性のみを称えるようで好ましくない、と誰かが言っているらしいが、欧米では建築設計事務所に勤める建築設計従事者を建築デザイナ≠?称している。したがって日本でぁ
    b6aG/!"AH?%$K$h$C$F$O!J2$JF<0$K$J$i$$!K$=$N?M$N7P83$K$h$C$F!V%!
    8%e%K%"!
    &%G%6%$%J!意匠設計者」「アーキテクチュラル・デザイナー」などと称している例がある。また、特に個人住宅や小規模店舗の建築を行う建築家やインテリアデザインやリフォームなどの内装を重視するケースについては、「建築デザイナー」などと呼ぶ例も出てきている。



    デザインの語源


    デザインの語源はデッサン(dessin)と同じく、“計画を記号に表す”という意味のラテン語designareである。つまりデザインとは、ある問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することと解される。日本では図案・意匠などと訳されて、単に表面を飾り立てることによって美しくみせる行為と解されるような社会的風潮もあったが、最近では語源の意味が広く理解・認識されつつある。



    デザインの対象



  • 工業

    インダストリアルデザイン

    プロダクトデザイン

    ユニバーサルデザイン


  • 建築

    CAD

    構造家|ストラクチャーデザイン

    スペースデザイナー|スペースデザイン

    インテリアデザイナー|インテリアデザイン

    ランドスケープ|ランドスケープデザイン

    アーバンデザイン


  • 商業

    グラフィックデザイン

    ビジュアルデザイン

    パッケージデザイン

    キャラクターデザイン

    ウェブデザイン

    ゲームデザイン


  • 印刷

    タイポグラフィ

    エディトリアルデザイン

    ブックデザイン


  • 衣服

    ファッションデザイナー|ファッションデザイン


  • その他

    情報デザイン

    環境デザイン

    フラワーデザイン

    ガーデンデザイン

    イラストレーション

    インタラクションデザイン

    ライフデザイン



    関連項目



  • 芸術 - 美術


  • 宣伝 - 広告


  • 表現技法 - ポスター


  • 意匠


  • デザイナー


  • デザインに関する賞


  • デザイン用語








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    2008年03月28日

    デザイン[製本]

    ◆デザインの杜◆製本



    製本(せいほん)(Bookbinding, PostPress)とは、印刷された紙または白紙を接着剤・針金・糸・リング等で綴じて表紙をつけ本の形にすること。

    洋式の場合、上製本(本製本)と仮製本(並製本)があり、仮製本は耐久性が低い。ページの余白部分のうち綴じられる側を「のど」と呼び、これが見開き状態で中央にくる部分となる。製本の方式によってこの「のど」の余白部分として必要な量(「のどの開き」という)が異なってくるため、どのような綴じ方とするかはページレイアウトの点でも基本的な情報であり、綴じ方を決定したのちに最終的にページレイアウトが決定される。製本が完全になされていない段階のものを入手し独自の製本を行い書庫を充実させていくといったことがヨーロッパでは行われている。和式\xA1
    $N>l9g$ODV$8J}$,30It$K8+$($k$N$GAu>~E*$JDV$8$,;\$5$l$F$$$k!#OBDV$8* 綴じ方

    中綴じ

    平綴じ

    無線綴じ

    網代綴じ

    糸かがり

    天糊製本

    セット糊製本

    リング綴じ


  • ソフトカバー


  • ハードカバー


  • スピン (本)|スピン*員数(いんずう)


  • 紙揃え(かみそろえ)


  • 断裁(だんさい)


  • 丁合(ちょうあい)


  • 糊ずけ


  • 分冊


  • 帯び掛け


  • 梱包* 折り加工

    2折り

    3折り


  • 巻き3ツ折り


  • 外3ツ折り


  • 片袖折り

    4折り


  • 巻き4折り


  • 巻き巻き4折り


  • 観音折り

    アコーディオン折り

    直角折り

    DM折り*穴あけ加工

    2穴

    4穴

    ドンコ穴*ミシン目加工


  • 筋加工


  • 角丸加工


  • 抜き加工



    関連項目



  • 装訂


  • 出版


  • 印刷


  • コデックス



    外部リンク



  • 東京都製本工業組合








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    2008年03月27日

    デザイン[色温度]

    ◆デザインの杜◆色温度



    たとえば鉄の釘など金属をガスの炎で加熱すると光を発するようになる。最初はオレンジ色であり、だんだん白く輝くようになる。どのような物質も、温度によってさまざまな波長の光を放射するようになる。その色合いは、物質ごと、温度ごとに微妙に異なる。ここで理想的な黒体を想定すると、ある温度において黒体が放射する光の波長の分布を導き出すことができる。大雑把に言って温度が低い時は暗いオレンジ色であり、温度が高くなるにつれて黄色みを帯びた白になり、さらに高くなると青みがかった白になる。このように、白という色を黒体の温度で表現することができるのであり、この温度を色温度(いろおんど)と呼ぶ。単位として、絶対温度のK(ケルビン)を用いる。朝日や夕日の色温度はおおむね2000Kであり、普通の太陽光線は5000〜6000Kぐらいである。澄み切った高原の空の正午の太陽の光はおおよそ6500Kといわれる。これらは、一般に考えられている白より、かなり黄色っぽい。写真やテレビ、\xA1
    %Q%=%3%s$N%b%K%?$J$I$G$O!"色温度は色の正確な再現のために重要である。写真においては、スタジオ撮影のライトが3200K、太陽光線が5500Kと想定されており、フイルムはこの色温度の照明において最適な色再現ができるよう作られている。色彩工学においては「標準の光D65」が現在の事実上の標準であり、これは色温度6500Kである。日本・アメリカのテレビでは色温度は6774Kと定められているが、実際のテレビの色温度は9000K以上あり、かなり青みがかっている(当然ながら色再現上かなり問題がある)。パソコンのモニタは9300Kが主流のようである。

    部屋の照明として広く利用されている蛍光灯では、この色温度が異なる3種類の製品が一般に販売されている。これらは「電球色」「昼白色」「昼光色」と分類されており、順に3200K程度、5200K程度、7200K程度となっている。








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    2008年03月26日

    デザイン[形態]

    ◆デザインの杜◆形態



    形態(けいたい)は、物の形のこと。外観、外形、格好、形式、形状、形体、姿、様式、スタイルは類語。全体的な概念における形態をゲシュタルトとも言う。形態について研究する学問を形態学(''morphology'')と言う。生物学では生物の形態について、自然科学では鉱物などの形態について研究を行う。また言語学にはその一分野として形態論(morphology)があり、単語やその構成要素の形態について研究を行う。



    関連項目!




  • 図形


  • 構造


  • モデル


  • 変形


  • ゲシュタルト


  • パターン


  • 組織








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    2008年03月25日

    デザイン[エディトリアルデザイナー]

    ◆デザインの杜◆エディトリアルデザイナー



    エディトリアルデザイナー(Editorial designer)とは雑誌、カタログ、各種マニュアル本などの書籍をデザイン的に美しく、かつ読みやすいように編集すること、エディトリアルデザインを職業とする人。ブックデザイナー(装丁家)は主に書籍の外観をデザインするのに対し、エディトリアルデザイナーはその本の内容を読みやすく機能的にデザインする。



    主要なエディトリアルデザイナー





    [ 日本国内 ]



  • 海野幸裕


  • 榎本了壱


  • 岡本一宣


  • 原弘 - タイポグラファ


  • 藤本やすし


  • タイクーングラフィックス


  • 堀内誠一 「アンアン|anan」や「POPEYE」など、平凡出版(現・マガジンハウス)初期の雑誌デザインを手がけた。


    [ 日本国外 ]









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    2008年03月24日

    デザイン[唐草模様]

    ◆デザインの杜◆唐草模様



    唐草模様(からくさもよう)とは、図案化した蔦の模様。蔦花文様(ちょうかもんよう)、蔦蔓文様(つたかずらもんよう)などとも呼ばれる。複数の曲線や渦巻き模様を組み合わせることで、つるが絡み合う様子を表す。

    蔦を写実的に描いたものから、左右対称の渦巻き模様(いわゆるラーメンマーク)などに簡略されたものまで、さまざまな種類の唐草模様が存在する。



    概要
    ギリシアの神殿などの遺跡でアカイア式円柱などに見られる草の文様が唐草文様の原型であり、メソポタミアやエジプトから各地に伝播したと考えられている。日本にはシルクロード経由で中国から伝わったとされている。繁栄を示す模様とされ、アラブ諸国ではモスクの装飾としてよく用いられる。そのためヨーロッパでは「アラベスク(アラブ風の)」と呼ばれている。日本では、#唐草文様|唐草文様を特に唐草模様と呼んでいる。緑地に白の唐草模様の風呂敷はなじみ深く\xA1
    ;b;RIq$N$+$V$jJ*$H$7$F;H$o$l$k$H$H$b$K%I%m%\%&$N>.F;6q$H$7$F$N0u>]$b$"$k!#



    主な種類




    忍冬唐草(にんどうからくさ)

    :

    葡萄唐草

    :

    宝相華唐草

    :

    蓮華唐草

    :



    唐草文様


    唐草文様(からくさもんよう)とは唐草模様を更に日本でアレンジしたもの。シルクロード経由で奈良時代に渡来した本来の蔓草文様よりも簡略化されており、葉に当たる部分などはほとんど原形をとどめていない。唐草模様と同様に蔓草の生命力を発展に結び付けて一種の吉祥文様として日用品などに使用されることが多い。



    関連項目



  • 法隆寺


  • パルテノン神殿


  • お笑いウルトラクイズ








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    2008年03月23日

    デザイン[ポップアート]

    ◆デザインの杜◆ポップアート



    ポップアート (Pop art) (ポップ・アート)は、現代美術の芸術運動のひとつで、大量生産・大量消費社会をテーマとして表現する。雑誌や広告、漫画、報道写真などを素材として扱う。1950年代半ばのイギリスでアメリカ大衆文化の影響の下に誕生したが、1960年代にアメリカ合衆国でロイ・リキテンスタインとアンディ・ウォーホルなどのスター作家が現れ全盛期を迎え、世界的に影響を与えた。



    良くも悪くも、商品こそが現代の風景


    第二次世界大戦後の先進国では、だれもが毎日、大量生産の製品に囲まれ、それらを消費し、テレビや雑誌でその広告にさらされる生活を送っている。ポップアートの運動の中には、これら下世話な製品やサブカルチャー、生活様式を批判する意図をこめたものもあれば、むしろ自分達を取り巻く大量生産・大量消費社会の風景を、山や海や農村にかわる新しい「風景」ととらえ、親しみ深い風景の一部である商品や広告を、淡々とあるいは美しく「風景画」に描こうとするものもあった。



    1950年代半ばのイギリス


    最初にポップアートが盛んになったのはイギリス(特にロンドン)であった。エドゥアルド・パオロッツィは戦後間もなく、米軍兵士らと共に持ち込まれたアメリカの雑誌の切り抜きでコラージュを作り、すでにポップアートの始まりとなる作品を作っていた。1952年から、ロンドンのICAというギャラリーで、パオロッツイら若い美術家やローレンス・アロウェイなど評論家が集まり、「インディペンデント・グループ」というグループを組んで芸術と大衆文化のかかわりの研究を続けていた。これには、第二次世界大戦後の疲弊したイギリスに豊かなアメリカから急速に浸透し、若者を夢中にさせていた広告やサイエンス・フィクション|SFや漫画や大衆音楽などのアメリカ大衆文化に対する皮肉で客観的な目もあった。しかし、これらを敵とするよりは、むしろ現代を見直す新しい素材を提供するものとしてどんどん活用しようという発想もあった。「ポップアート」という言葉の誕生は、この研究のさなか、ローレンス・アロウェイが1956年に商業デザインなどを指して「ポピュラーなアート」という意味で使用したときである。同年、この成果を元にロンドンで『これが明日だ』展が開催された。ここで発表されたリチャード・ハミルトン (画家)|リチャード・ハミルトンの作品『一体なにが今日の家庭をこれほどまでに変化させ、魅力的にしているか』[http://www.brinkmann-literatur.de/Pop-Art1.html]は、雑誌や広告の魅力的な商品やゴージャスなモデル写真を切り貼りしたコラージュで、ポップアートの先駆的作品といわれている。特にボディビルダーの男性が持つロリポップキャンディーの包み紙の「POP」の文字が強い印象を与えた。ハミルトンは翌年、この展覧会を振り返って「ポップ」(大衆文化)を次のようなものだとした。

    :「通俗的、一過性、消耗品、安価、大量、若々しい、しゃれた、セクシー、見掛け倒し、魅力的、大企業」イギリスのポップアートは1961年、デイヴィッド・ホックニーら多くの若い美術家が出展した『ヤング・コンテンポラリーズ』展で全盛を迎えた。



    1950年代末のアメリカ


    実際にポップアートが盛んになったのは、ポップの元となる商品や大衆文化の発信地、1960年代のアメリカ合衆国|アメリカ(特にニューヨーク)である。戦後のイギリス人にとっては(戦後の日本人と同じく)アメリカの格好いい商品や大衆文化は眩しいものだったが、アメリカ人にとってはどこにでも売っているただの日用品で日常風景の一部であり、むしろ格好悪い物であった。ただ当初はそれを美術に直接使うことは、アメリカの芸術の前衛にあったモダニズムの立場や保守的な観衆から思わぬ強い反発を受けた。:ニューヨークでは1950年代以来ジャクソン・ポロックらに代表される抽象表現主義が全盛を極めており、人間より大きなキャンバスに色彩を展開させ、始めも終わりもない抽象的な色面で全面を覆うオールオーバーな絵画が主流を占めていた。批評家クレメント・グリーンバーグらに主導され、より平面的で、より壮大で崇高な絵画を目指した彼ら抽象表現主義の人々は、モダニズムを信奉する立場であり、「グッド・デザイン」を規範とし、大衆文化を芸術の前進\xA1
    $9$kJ}8~$H$O5U$i$&!V%-%C%A%e!W!J%I%$%D8l$N"verkitschen" 「低俗化する」が語源)として退けていた。これに対し、1950年代末にロバート・ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズらが、廃物や既製品のがらくたなど現実から持ってきた物体を絵に貼り付けたり、標的や数字や星条旗の図柄などおよそ絵にはならないありふれたイメージを描き始め、モダニズムの好む「グッド・デザイン」に反するような行動を始めた。彼らのようなアメリカのポップアートの作家は、しばらくの間は「ネオダダ」とも呼ばれていた。ポップアートにはその辺にある既製品をそのまま使用して芸術とするレディメイドの手法など、ダダイズムや反芸術が強く影響していたからである。既製品や既成のイメージを使った彼らネオダダは、抽象表現主義に取り組んでいたアーティストや抽象表現主義に飽き始めていた観客らに衝撃を与えた。



    <
    a href="http://design-fan.com/837C836283768341815B8367/">ポップアート
    の受容


    その後、1960年代に入りアメリカのポップアートの代表格ともいえるロイ・リキテンスタインと、商業デザイナーだったアンディ・ウォーホルの二人が、コミックスの拡大模写によって世に出た。大量に印刷され、絵柄も似たり寄ったりの漫画は、既製のイメージの中でも最もキッチュで悪趣味なものではあるが、単純で力強い線などが魅力的であり「グッド・デザイン」を粉砕する威力があった。アンディ・ウォーホルはその後キャンベル・スープの缶、ブリロ(洗剤)の箱、マリリン・モンローなど女優や有名人の写真などいたるところにあるイメージを用いた版画を大量生産し、もともと見慣れたイメージをさらに大量にばら撒いた。1961年に渡米していたローレンス・アロウェイがこの地に「ポップアート」という言葉を紹介し、これらの傾向の呼び名になった。ポップアートは映画や漫画などの大衆文化同様に、観客の心を一\xA1
    =V$GDO$`6/$$L%NOE*$J%$%a!<%8$r;}$C$F$$$k$N$G$o$+$j$d$9$/!"$7$+$b%"%a%j%+$NBgNL@8;:IJ$dBg=0J82=$r%F!<%^$K$7$F$$$k$?$a!"%"%a%j%+$NK-$+$5$r;?H~$9$kL%NOE*$J7]=Q$N$h$&$K8+$($?!#5U$K$3$3$+$i%"%a%j%+$NBgNL@8;:IJ$dBg=0J82=$NIOAj$5!"0-&IJ$rBgNL$K>CHq$7$I$s$J$KK-$+$K$J$C$F$b$J$*F($2$i$l$J$$;`$N1F$r8+=P$9ポップアートの作家たちは大衆絵画としても成功した。大衆文化の多くはマーケティングにより顧客を調査し、大量に販売し、大量に使い捨て忘れ去られることが常だったが、大衆(特に若者)の側もマーケティングによる工業製品的なイラストレーションばかりでなく、多少いびつでもアーティストと呼べる者が作った個性的な作品による知的刺激や現状への異議申し立てを求めていた。ポップアートも商品やメディアに囲まれて育った世代の若者の原風景であるスターや商品を魅力的に描いて若者に刺激を与え、その版画作品は熱狂的に受\xA1
    $1F~$l$i$l$?!#



    ポップアートの消滅と継承


    ポップアートの熱狂は1960年代末になると、クールで静謐なミニマルアートや大地いっぱいに作品をつくり売買を拒否するようなアースワークに押され、美術の世界から急速に冷める。大衆文化も、異議申し立てを行う若者向けのカウンターカルチャーは再び巨大産業の消費システムに取り込まれ、その先はフォークロア、ヒッピー、ドラッグという現実逃避の方向に流れた。ポップアートの末期は、ドラッグによる幻覚を表現したピーター・マックスらのサイケデリックアートへと変質し、美術作品というより商業デザインとして使われ、それゆえ消費され今日ではほとんど忘れ去られてしまった。むしろ、広告美術がポップアートを継承したとも言える。特に、ポップアートが示した、商品や大衆文化のイコンをもとに大衆の求める刺激的な作品を作るという発想\xA1
    $O!"9-9pH~=Q$rC1$KBg=0$K7^9g$7>&IJ$N>pJs$rDs6!$7$F>CHq$r$"$*$k$@$1$N$b$N$+$i!">&IJ$r5-9f2=$7?7$7$$%t%#%8%e%"%k%$%a!<%8$r9=C[$7!"Bg=0$N;k3PJ82=$r%j!<%I$9$k$b$N$KJQ$($?!#9-9p$K$OM%$l$?l$7!"Bg=0J82=$N0lIt$H$7$F$&$1$$$l$i$l$?!#$3$3$K$*$$$F!"ポップアートが突き崩した純粋芸術と大衆文化の間の壁はますます崩れてゆくこととなる。



    ポップアートの美術界における末裔


    その後も今日に至るまで、商品や広告のイメージは洗練される一方、広告による大量消費の呼びかけは日常生活を完全に侵食してしまっている。純粋芸術と大衆文化の間の壁がますます失われるにつれ、大衆的なイメージや大量生産商品を用いた美術はすでに当たり前のようになっている。たとえば1980年代のニューヨークで大衆文化からの盗用を積極的に推し進めたシミュレーショニズムは、純粋芸術の崩壊と資本主義の高度化に対してポップアートをさらに過激にしたようなものだった。またソビエト連邦|ソ連時代の1960年代からロシアでひそかに制作されていた、ありふれた公式美術の社会主義リアリズムを流用しながらソ連体制やロシア社会を批判した作品群は、ソ連末期以後公開されるようになり、ポップアートをもじって「ソッツ・アート」とよばれていた。日本でも1960年代以降、大衆的なイメージを流用した作品はネオ・ダダや反芸術の影響下、多くの美術家によって制作され、今日でぁ
    b$?$H$($PB<>eN4$O1990年代初頭にはシミュレーショニズムに影響された作品を作っており、やがて江戸期の日本絵画などの伝統のもとにアニメのイメージを流用した作品を1990年代半ば以来制作している。アニメや特撮など日本の大衆的イメージを流用した作家たちは一時「ネオポップ」や「トーキョーポップ」などと呼ばれていたことがあった。



    代表的なアーティスト



  • ブリティッシュポップ

    エドゥアルド・パオロッツイ

    リチャード・ハミルトン (画家)|リチャード・ハミルトン

    デイヴィッド・ホックニー


  • ネオ・ダダ

    ロバート・ラウシェンバーグ

    ジャスパー・ジョーンズ


  • ポップアート

    アンディ・ウォーホル

    ロイ・リキテンスタイン

    トム・ウェッセルマン

    クレス・オルデンバーグ

    ジム・ダイン

    ジェームス・ローゼンクイスト

    ジョージ・シーガル

    ロバート・インディアナ

    ピーター・マックス

    エド・ルシェ


  • シミュレーショニズム

    ジェフ・クーンズ

    シュリー・レヴィーン

    バーバラ・クルーガー

    村上隆



    関連項目



  • ネオダダ


  • オプ・アート


  • シミュレーショニズム








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    2008年03月22日

    デザイン[ノンブル]

    ◆デザインの杜◆ノンブル



    ノンブルとは、本のページを表す数字(ページ番号)のこと。出版関連の業界用語であり、フランス語|仏語のnombre(数)に由来する。各ページの前後関係を表す数字であり、出典などを示す際には、この数字を用いる。この数字は当該ページに書かれている内容とは基本的には無関係であり、単なる数桁の記号に過ぎない。またそのため、同一の書籍でも改版や、その折りの序文の挿入、もしくは判型の変更によってノンブルは大きく変動する。

    ノンブルは、「紙面」という物理的な制約を受けている「本」のための数字であり、ウェブ上のメディア (媒体)|メディアの場合には(「○○ページ」とつけている場合も見られるが)書物ほどにその存在意義はない。そこではURLがその代替となっており、それはハイパーリンクによって異なる形の利便性を提供している。



    ノンブルの付け方


    通常、表紙や裏表紙はページ数に含まず「表1」から「表4」といった表記で呼ばれる。また「遊び紙」と呼ばれる、「トビラ」の前や奥付の後にあって何も印刷されていないページもノンブルを振る対象として数えないことも多い。その書籍が縦組みならば左側、横組みならば右側のページが奇数ページとする、つまり1ページ目とするが通例である。また大きく分けて、ノンブルの付け方には「通しノンブル」と「別ノンブル」という2種類の方法がある。


    [ 通しノンブル ]


    書籍の造本において、全ページに順番に数字を振っていくやり方を「通しノンブル」あるいは「追い丁」などと言う。小説の本などに代表される、内容が一続きになっている本ではこの方法が採られることが多い。ノンブルは参照箇所を示す指標であり、論文などにおいて引用を行う際には、ページ数を示して参照元を明記する。そういったこともあり、書物のノンブルは基本的に通しノンブルとなっている必要がある。さもなければ、ある本に同じページが再三登場することとなり、ノンブルとしての用を為さなくなってしまう。また広義には、雑誌の一年分の累計ページ数や、連載内の累計ページ数を振ってそれを指す言葉として使うことぁ
    b$"$k!#


    [ 別ノンブル ]


    目次・序文と本文、あるいは内容の一集合ごとに区切って再び1からノンブルを打つ方法を、一般に「別ノンブル」と称する。この中では、通常の書籍に目次や序文のみ本文とは違うノンブルがつけられている場合が多く、取扱説明書などの本では節ごとに別立てのノンブルとなっているものも多々見られる。節ごとに分けている場合、ノンブルは「1,2,3……」といった単独の数字ではなく、「1-1,1-2,1-3,……2-1,2-2……」というように節番号との組合わせで表示される。取扱説明書に関して補記すれば、ことに家庭用ではなく業務用製品など、大規模なものほど、この振り方をしているものが多い。こには通しノンブルで打つとノンブルの数字が大きくなりすぎるなどの事情もある。Adobe FrameMakerなどはこれに対応している。口絵や目次などの「前付」と呼ばれるページのみ、本文とは違うノンブルをつける場合、こういったページは可視的なノンブルを付けないか、あるいは異なる種類の数字を用いることで区別を可能にする。本文がアラビア数字で、目次のみローマ数字といった具合に、である。近年のDTPやワープロソフトには、こういった複数のノンブルの系列を扱えるようになっているものも増えている。



    ノンブルの組み方


    ノンブルをつける位置について、世界的な統一基準といったものは存在しない。しかしノンブルはページの整序を示す数字であるため、通常の書物においては全ページを通して一定の位置に打つ必要がある。ただし多くの場合、以下の4パターンに収まる。

    ・天、小口

    ・:ページ上部、ページの端

    ・天、中央(左右センター)

    ・:ページ上部、中央

    ・地、小口

    ・:ページ下部、ページの端

    ・地、中央(左右センター)

    ・:ページ下部、中央

    また「不可欠な脇役」としての性質状、ノンブルはそれ自体が自己主張しすぎず、かつはっきりと視認できる書体およびサイズで組版|組む必要がある。また、本文とノンブルの間は、本文の文字サイズの1字分(14写真植字機#級数制|級ならば3.5mm)か、それ以上の余白を取ることが一般的である。カタログなどでは、本文の文字の数倍のサイズで、濃度を落として「目に痛く」無いようにした上で、裁ち切りにかかるようにデザインしたものなども見られる。



    隠しノンブル


    漫画を含めてビジュアル性の高い出版物に於いては、ノンブルが数頁に一度しか表示されていないことがある。しかしこれは「表示されていない、ように見える」と考えるべきで、裁断する直前まで裁ち切りの部分に数字が打たれているのが通例である。これを「隠しノンブル」と言い、面付けなどの作業の際に混乱を未然に防止する役割を持っている。またこの中に含めるべきかどうかは定かではないが、漫画では出版社(あるいは雑誌)によっては、ノド(本の内側部分)に近いところに小さく、各作品ごとのノンブルを打っている場合もある。



    ノンブルのはじまり


    ノンブルは、人の手になる「書物」というものの、内部的な秩序を顕す指標として生を受けた。近代印刷の祖とされるヨハネス・グーテンベルク|グーテンベルクのグーテンベルク聖書は、形態においては確かに現代の「本」と殆ど同じものであったが、これにはノンブルが無かった。この組版要素を書物に追加したのはアルドゥス・マヌティウスだと考えられている。






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    2008年03月21日

    デザイン[フジサンケイグループ広告Bg>^]

    ◆デザインの杜◆フジサンケイグループ広告大賞



    フジサンケイグループ広告大賞(-こうこくたいしょう)は、フジサンケイグループのマスコミ各社が主催する広告の賞である。1971年から開催されている。



    概要



  • 主催 : フジテレビジョン|フジテレビ・関西テレビ放送|関西テレビ・産経新聞・サンケイスポーツ・夕刊フジ・SANKEI EXPRESS・ニッポン放送・文化放送・大阪放送|ラジオ大阪・サンケイリビング新聞・扶桑社


  • 協力 : フジサンケイ ビジネスアイ

    この広告賞は、1年間に放送・掲載されたテレビ・新聞・ラジオ・雑誌のCM・広告の中から、優秀作品を選ぶ。また、毎年3月上旬にはグランドプリンスホテル新高輪で贈賞式が開かれる。ちなみに第36回贈賞式の司会は境鶴丸アナ・佐藤里佳アナ(ともにフジテレビ)、プレゼンターは香椎由宇がつとめた。また3月中旬〜下旬には同名のテレビ番組が放送される。第1回は当時河田町にあったフジテレビスタジオで行われ、司会は当時のアナウンサー露木茂だった。1991年からは明石家さんまと楠田枝里子が司会を務めている。



    賞の一覧



  • メディアミックス部門グランプリ : この賞は、最高の栄誉の賞で、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌・インターネット広告が総合的に評価される(インターネットは2007年度から)。グランプリの他に優秀賞が3点選出される。


  • メディア部門 : この賞は、4つの部門に分かれており、次のカテゴリで最優秀賞が決まる。

    テレビ部門

    新聞部門

    ラジオ部門

    雑誌部門



    テレビ放送


    この模様はフジテレビと関西テレビにて、毎年3月中旬に放送される。番組名は「第○○回広告大賞」。


    この番組はスポンサー無しの完全ノーCMで放送される(受賞したCMやゲストに関係したCMが番組として流れる)。毎年明石家さんまと楠田枝里子が司会を務めてゲストとして糸井重里が出演する。各部門の最優秀賞を紹介する(因みにさんま・楠田のコンビは1988年に放送された特別番組「テレビCM30年史」の司会コンビである)。


    また、人気コーナーの地方CM大賞(司会:関根勤)も行われる。全国各地のおもしろ地方コマーシャルメッセージ|CMを紹介し、大賞を決める。2007年の第36回は3月21日14:07〜15:15に放送。



    関連項目



  • 読売広告大賞(読売新聞社主催の広告の賞)


  • 朝日広告賞(朝日新聞社主催の広告の賞)


  • 毎日広告デザイン賞(毎日新聞社主催の広告の賞)


  • ラジオCMコピー大会(文化放送主催のCMコピー大会)



    外部リンク



  • フジサンケイグループ広告大賞


  • フジテレビ








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    2008年03月20日

    デザイン[入れ墨]

    ◆デザインの杜◆入れ墨



    入れ墨(いれずみ)とは、装飾・地位・目印や信仰する宗教上の理由等の目的のために墨を人の皮下に入れること、または施術された文様。イレズミという言葉は、色々な漢字で書かれる。入れ墨、 入墨、文身、 剳青、 黥、 刺青、全部「イレズミ」(文身は「ブンシン」とも)と読む。「彫り物」も入れ墨をさして使われる事がある。入れ墨を日本に古くからあるものとして、特に西洋の影響で施す入れ墨をタトゥー(英: tattoo)と呼びわけることが多い。

    系統上の違いはあるが、タトゥーと入れ墨の間に根本的な差はなく、英語との翻訳の際にはしばしば互換される。入れ墨のデザインは、単純なものから、華麗な彩色と模様をかたどるものまで多様である。成人や成人男子一般が入れ墨を施す社会や、一部だけが施す社会、ほとんど見られない社会がある。一部が入れ墨を施す社会では、入れ墨をした人をその社会の一般の構成員と隔てることを表示する機能を担う場合がある。



    日本の入れ墨



    [古代]

    縄文時代の土器の人形の縄文式文様は入れ墨のしるしだとする説があるが、確証はない。3世紀の日本について記した『魏志』倭人伝は、男子がみな黥面文身していたと伝える。文身とは、顔以外の身体に入れ墨をすることであり、黥面とは顔に入れ墨をすることである。時代が下って、『日本書紀』の記事中にも、入墨についての記事がある。武内宿禰の東国からの帰還報告として、蝦夷の男女が文身していたとある(景行27年2月条)。履中天皇が住吉仲(すみのえなか)皇子の反乱に加担した阿曇野連浜子(あずみのむらじはまこ)に、罰として黥面をさせた。河内飼部(かわちのかいべ)の黥面をやめさせた(履中元年4月条、同5年9月条)。宮廷で飼われていた鳥が犬にかみ殺されたので、犬の飼い主に黥面して鳥飼部(とりかいべ)とした(雄略11年10月条)。阿曇野連は漁民でもある海部(あまべ)を統括する氏族であり、押
    OFb;tIt$OGO$N;t0i$K$+$+$o$k2OFbGO;tIt!J$&$^$+$$$Y!K$N$3$H$G$"$j!"$^$?D;$N;t0i$r$9$k$N$,D;;tIt$G$"$k!#$3$l$i$O!"@8$-J*$r;t$&?&G==8CD$G$"$k$H$$$&6&DL@-$,$_$i$l$k!#;t0i$7$F$$$k@8$-J*$+$i$N4m32$rHr$1!"0R3E$9$k0UL#$b4^$a$F!"$3$&$7$?

    [江戸時代の入れ墨]


    江戸時代中期以降は「いれずみ」は刑罰の一部としてのそれを指し、それ以外のものは「ほりもの」と呼ばれた。刑罰としての入れ墨は、顔など一見してわかる場所に施される(中国などの例)ことが多いが、日本の江戸時代には左腕の上膊部を一周する形を二、三本墨(単色)で彫り込むものであった。これに対し「ほりもの」は主に漁民が行い、出漁中、遭難死した場合の身元確認用に用いられていたようである。貨幣経済の発達、町人の発展に伴って、装飾としての彫物の技術も発達し、この時代の他国に例を見ない多色のものが発明された。背から腕に掛けての広い領域に武者絵、中国の物語の登場人物、竜虎などの動物、桜花などの風景といった図柄を彫ることが流行した。


    [現在の日本での入れ墨]
    本来、入れ墨は消すことができない模様であるが、現代では数日で消えるスタンプによる入れ墨模様を施す店舗がある。



    入れ墨」の単語リスト



  • 手彫り (テボリ)-- 手で入れ墨をすること


  • 羽彫り (ハネボリ)-- 手彫りのテクニック。針を皮膚に刺した後、針先を跳ね上げるようにして抜くことで、傷口が広がり色素が多く入るので広い面積を早く彫ることができる。


  • 突き彫り (ツキボリ) -- 手彫りのテクニック。


  • 隠し彫り (カクシボリ)-- 腋下・内股などの身体の「秘密」なところにいれずみをする。花びらなどで隠れた名前・言葉を彫り込むこと。


  • 毛彫り (ケボリ)-- 人物や動物の毛の部分を彫ること。筋彫りよりも細い針で彫ることが多い


  • 筋彫り(スジボリ) -- 線を彫ること。


  • ツブシ -- 塗りつぶすこと


  • シャッキ -- 手彫りの音


  • マシーン彫り -- 機械の上下運動により肌に墨を突く事。


  • 半端彫り(ハンパボリ) -- 彫りの痛みに耐えられないや、費用が続かないなどで、彫りが途中で終わっていること。



    関連本



  • Donald Baruma and Ian Ritchie, ''The Japanese Tattoo'' (英語)






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    2008年03月19日

    デザイン[フラワーデザイナー]

    ◆デザインの杜◆フラワーデザイナー



    フラワーデザイナー (''flower designer'', ''floral designer'') とは花を用い、ある対象について、良い構成・計画・配置をする人のこと。フラワーデザインを業とする人のことを指す。



    主要なフラワーデザイナー





    [ 日本 ]





    [ 平成以降 ]



  • 東信 (花屋)|東信 (花屋)


  • 井上幸信


  • 柿崎順一


  • 假屋崎省吾


  • 佐々木直喜 (NAOKI-Style)


  • 椎木俊介


  • 清水さくら


  • 鄭敬日     


  • 中家匠海


  • 中山佳巳 (TasTe)


  • 日坂明広 (TasTe)


  • 松尾太一


    [ 昭和後期 ]



  • 川崎景太


  • 川瀬敏郎


  • 栗崎昇


  • 神保豊


  • 高橋永順


  • 土屋宗良    (つちやむねよし)


  • 中川幸夫


  • 松田隆作


  • 村松文彦


  • 吉野美江子


    [ 昭和前期 ]



  • 内山錦吾


  • 大石寛


  • 笠原貞男


  • 鈴木雅晴


  • 関江重三郎


  • マミ川崎


  • 山本晃


    [ 明治・大正(黎明期) ]



  • 永島四郎


    [ 海外 ]



  • アーサー・イトウ


  • ウィム・ハゼラー


  • ウルズラ・ヴェゲナー


  • エリー・リン


  • グレゴール・レリッシュ


  • ジェーン・パッカー


  • ダニエル・オスト


  • トゥール・グンダーセン


  • パウル・ヴェゲナー


  • ペー・ベンジャミン


  • ペーター・アスマン



    外部リンク



  • 社団法人 日本フラワーデザイナー協会


  • マミフラワーデザインスクール






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    2008年03月18日

    デザイン[ユニバーサルデザイン]

    ◆デザインの杜◆ユニバーサルデザイン





    ユニバーサルデザイン(Universal Design、UDと略記することもある)とは、文化・言語の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することができる施設・製品・情報の設計(デザイン)をいう。



    概説
    ノースカロライナ州立大学のユニバーサルデザインセンター所長であったロナルド・メイス(1941-1998)が1985年に正式にペーパーで提唱した、バリアフリー概念の発展形。「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」が基本コンセプトである。デザイン対象を障害者に限定していない点が一般に言われる「バリアフリー」とは異なる。どうしてもユニバ\xA1
    !<%5%k%G%6%$%s
    にできない場合は多様な選択ができること、付加・調整できること、それでも無理な場合のみバリアフリーにすることも必要である。あるいは、生活必需品やみんなで使う公共空間や交通機関がすべてユニバーサルデザインであるならば、そもそもバリアフリーにする必要はない。よって、「もともとバリアのない世界を最初から構築すること」を目指すのがユニバーサルデザインの真の狙いであり、バリアフリーはその世界への移行期間中における、あくまで臨時措置であることを作り手は認識しておくことが重要である。ユニバーサルデザインを具体的に展開するためには、国民各層の「参画・連携・継続の仕組み(プロセスとしてのユニバーサルデザイン)」が重要\xA1
    $G$"$k!#$=$3$G$O!"$R$H$j$G$bB?$/$N$R$H$NMxMQ$rG0F,$K!"$_$s$J$G!
    %K!<%:$d
    LdBj$rD4$Y?T$/$7!"9M$(H4$-!"2r$r$D$`$.=P$9$3$H!"$5$^$6$^$JFC@-$r$b$C$?;H$$ユニバーサルデザイン化への強い意志と地道で継続的な努力、改善が大切である。ユニバーサルデザインは「みんなをつなぐデザイン」でもある。また、具体的には、以下のようなデザイン例がある。* 「安全」に配慮された自動ドア、エレベータ、ホームドアなど


  • 外国人などのために、文字の代わりに絵文字(ピクトグラム)を使っての各種表示を行う


  • パーソナルコンピュータ|パソコンの操作を、キーボード (コンピュータ)|キーボードやマウス (コンピュータ)|マウスだけでなく、他の入力手段に対応させる


  • パーソナルコンピュータ|パソコンの画面表示を見やすく工夫する


  • 音声での出力に配慮した画面表示、構成にする


  • 頭を洗っているときは目が見えないので、シャンプーのボトルに印をつけ、リンスその他のボトルと区別するユニバーサルデザインの市場規模は、2002年現在で2兆3千億円を超えている。ユニバーサルデザインを名乗る製品の中には左利きの人が使いにくい物も見受けられる。



    ユニバーサルデザインの7原則


    The Center for Universal Design, NC State Universityによる原文


  • どんな人でも公平に使えること(Equitable use)


  • 使う上で自由度が高いこと(Flexibility in use)


  • 使い方が簡単で、すぐに分かること(Simple and intuitive)


  • 必要な情報がすぐに分かること(Perceptible information)


  • うっかりミスが危険につながらないこと(Tolerance for error)


  • 身体への負担(弱い力でも使えること)(Low physical effort)


  • 接近や利用するための十分な大きさと空間を確保すること(Size and space for approach and use)



    関連項目



  • アクセシビリティ


  • ノーマライゼーション


  • 人間工学


  • イネーブルウェア


  • つくバス


  • ユビキタス


  • ゆびスポットボトル








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    2008年03月17日

    デザイン[古典主義]

    ◆デザインの杜◆古典主義



    古典主義(こてんしゅぎ)は、ヨーロッパでギリシャ・ローマの古典古代を理想と考え、その時代の学芸・文化を模範として仰ぐ傾向のこと。均整・調和などがその理想とされる。文脈により異なった意味合いで使用される。ロマン主義の対概念。


  • イタリアのルネサンスは古典古代を復興しようとする文化運動であった。これは各国に大きな影響を与えた。


  • フランス17世紀は古典主義の時代と言われる。古代に範を取った演劇が盛んになり、ピエール・コルネイユ |コルネイユ、ジャン・ラシーヌ|ラシーヌ、モリエールは古典劇の三大作家とも言われる。


  • フランス革命前後から、バロック美術に対して新古典主義美術が主張された。貴族的なバロックに対して、市民的な新古典主義といわれることもある。


  • ドイツ文学は18世紀末、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ |ゲーテ、フリードリヒ・フォン・シラー|シラーの二人によって頂点を極め、確立されたとされる。これをドイツ古典主義と呼ぶ。


  • 建築史では、ギリシア建築・ローマ建築を範とするルネサンス建築、新古典主義建築など、主にオーダーを用いる建築を古典主義の系譜と捉える。


  • 音楽では、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェンが古典派音楽(古典主義音楽)と言われる。音楽の場合、ギリシア・ローマの古典を復興しようという意識があった訳ではないが、ソナタ形式に見られるように、調和の取れた構成の形式美を重んじている。(クラシック音楽も参照)


  • クラシック・バレエがロシアで発達した。



    関連項目



  • 古典主義






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    2008年03月16日

    デザイン[ComicStudio]

    ◆デザインの杜◆ComicStudio



    ComicStudio(コミックスタジオ)は、株式会社セルシスの漫画原稿制作ソフトで同社の登録商標。



    概要


    ネーム (漫画)|ネーム、ペン入れ、スクリーントーン貼り、セリフや吹き出しの入力など、漫画制作の工程をすべてデジタル環境で再現できるのが特徴。フォントやスクリーントーンなどのプラグインも豊富にある。ペンタブレットを使って作業を進めることが多い。「ComicStudio Ver.3.0 EX」では、ジャギーから元のイメージを再構築し、ラスター画像の解像度を高める「SHD(スーパー・ハイデンシティ)テクノロジー」、写真や画像データを線画とトーンに自動変換する「2DLTレンダリング機能」、3次元コンピュータグラフィックス|3Dのモデリングデータを読み込み、線画とトーンに自動変換する「3DLTレンダリング機能」などがある。第19回デジタルコンテンツグランプリ経済産業大臣賞受賞。バージョン1からバージョン3までは立て続けにバージョンアップが図られ、幾度か大胆な機能強化や仕様変更がおこなわれた。2007年には初のユーザーによるクローズドベータ版|ベータテストを行い、9月28日にWindows $BHG%P!<%8%g%s4を発売。また2005年12月にはアメリカでManga Studioの名で発売された(販売元はイーフロンティアのアメリカ法人)。



    製品の種類



  • ComicStudio EX ハイエンドモデル


  • ComicStudio PRO スタンダードモデル


  • ComicStudio DEBUT エントリーモデル


  • ComicStudio Aqua Ver.1.0シリーズ対応モデル


  • ComicStudio On-de-Manga 印刷・製本対応モデル


  • ComicStudio Mini タブレット (コンピュータ)|タブレットバンドルモデル



    リリース履歴



  • 2001年 Ver.1.0シリーズ


  • 2002年 Ver.1.5シリーズ


  • 2003年 Ver.2.0シリーズ


  • 2004年 Ver.3.0シリーズ


  • 2007年 Ver.4.0シリーズ



    ComicStudioを使用している漫画家



  • 板橋しゅうほう


  • 江川達也


  • 大石浩二


  • 菅野博之


  • 坂本裕次郎